Monday, July 10, 2006

再生医学の適用例2

また目の角膜を患った患者への治療としてドナーからの提供による角膜移植が行われているが、ドナー提供者が少ないこと、拒絶反応があることなどから、自己細胞を使った再生角膜による治療が試みられている。片目を患っている場合、もう一方の目の角膜の一部を採取して培養し移植される。また両目を患っている場合には口腔粘膜(幹細胞が多く含まれている)より採取した細胞を培養して移植する方法など、研究が進められている。国内では大阪大学の西田幸二らと東京女子医科大学の岡野光夫・大和雅之らのグループや、東京歯科大学の坪田一男らのグループ、京都府立医科大学の木下茂らのグループが有名である。

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